死は怖くない！はホント？生まれて初めて考えました！

死は怖くない！か？という問題について、私は初めて考えました。


「死は怖くない！」

というタイトルは、

ジャーナリストの
「立花隆」さんが、「週刊文春」で
大きくとりあげていた記事のタイトルです。


（立花隆さん）


私は、昨年、「ガン」　にかかってしまいましたが、
以来、死に関しては、ずいぶん関心をもってきましたので、

「死は怖くない！」

という文字はヒトキワ目につきました。

記事で、立花隆さんは、
「死は怖くない」
と、結論付けておりましたが、

私としては、なかなかそうはいきませんでした。


「死について」

人はいったい、どんな風に考えているのだろう？

皆さんはどうですか？


ガンになって以来、
私はそれまで考えたことの無かった
「死」　の問題に、
否が応でも直面せざるをえませんでした。

新聞、雑誌、ラジオ、テレビ・・・等々、
ことあるごとに、調べてみました。

「死についてどう考えているか？」

職業、年齢を問わず、取得した体験を
ずいぶん読んだり、聞いたりしました。


その結果次のようなことが分かりました。


①　「死がこわくない 」という人 ②　「死」が怖い] という人


大体次の二つのパターンになるようです。

①の場合は、自分のやりたいことを成し遂げた人。

②の場合は、まだ遣り残している人。



例をあげますと、


１）漫画家のやなせたかしさん。

昨年93歳で亡くなられました。




アンパンマンは世界中の子供たちに愛読されているようです。

他にも詩やエッセイストなども、残しておられたようです。

亡くなられる少し前ぐらいは、

テレビや雑誌、新聞などで頻繁にお見かけしたものです。

すでに９０を越しておられましたが、

それまでガンを始め、さまざまな病気になってこられ、

「死に損ないの・老いぼれです」　と冗談を言って、
笑わせておられた様子を思い出します。

やなせさんは・

「いつ死んでもいいような人間がなかなか死なないんです」

と、死を怖がっているそぶりは、
みじんも感じられない風でした。



次に

２）女優の樹木 希林（きき きりん＝７０）さん。ひょうきんでユーモアのある個性派女優です。

舞台、映画、テレビなど今でも、大変な活躍ぶりです。

昨年、アカデミーの最優秀賞を受賞されましたよね。
ホントにすばらしい女優さんです。

希林さんは、現在　「全身ガン」　であることを、
受賞の席上で告白されて、周囲を驚かせたのは記憶に
新しいところです。

彼女も
「何時死んでもいいように、準備をしている・・・」

というようなことを、「ラジオ」の深夜番組で、
おっしゃっていたように、思います。

つまり　「死はこわくない」　というお人です。
たぶん、「覚悟」　をしておられるのでしょうね。



３）は、慶応大学で教えておられる女教師。この方も「いつ死んでも良い」という方です。

芥川賞他、幾つかの文学賞も得ておられ、
大学で教えるだけでなく、小説やエッセイなど、
マスコミでよく取り上げられる現役の先生です。

まだ、６０前のお方だったと思います。

この先生も　「死はこわくない」　というお人です。

「・・どこか好きなところへ旅行に行き、
旅先の温泉につかりながら、そのまま
スーッと、いけたらねー・・・・・」

というようなことを書いておられたようでした。


今、挙げてきた人は　「死がこわくない」　
と言う人たちですが、他にもまだまだあります。


＜変わったところでは＞


今年91歳で亡くなられた

・「小野田 寛郎（おのだ ひろお）」　さん。

40年前、ルパング島から、帰還した元軍人。


・東大名誉教授の　「養老 孟司（ようろう たけし＝７６）」　さん。

解剖学者として、
無数の死体と向き合ってこられたせいでしょうか？

この先生も　「死は全く怖くない」　平然としておられました。


さて、

②　の　「死は怖い」　という人の例ですが、

ほとんどの人は　「死は怖い」　と思っていると言えそうですので、
ここでは、割愛させていただきたいと思います。
よろしくご了解下さい。


では今日はこれで失礼します・・・・。

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